交通事故は未然に防止!交通事故の防止対策 5つのマニュアル|交通事故弁護士相談ドットコム

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2016年6月24日

交通事故は未然に防止!交通事故の防止対策 5つのマニュアル

昨今、交通事故の件数は減ってきました。
しかし、現実に交通事故はまだまだ発生しています。



今回は車の運転中や、自転車走行中、歩行中などに焦点を当てて、
交通事故の防止にお役に立てる記事を書いていきます。


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目次


1.交通事故は未然に防ぐ
2.年間の交通事故件数「2008年~2016年」
3.交通事故防止5つのマニュアル
 3-1.信号待ち(歩きスマホ)
 3-2.横断歩道
 3-3.自転車
 3-4.駐車場
 3-5.車の運転中
4.交通事故は防止できる!

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1|交通事故は未然に防ぐ





外出をしていると、車の走行音や自転車のブレーキ音が聞こえます。
これはある意味では警笛で、近づくと事故になる可能性がある、と教えてくれているようなものです。

しかし現実に事故は発生してしまうのはなぜでしょうか。

答えは、「不注意」や「油断」が原因で発生してしまうからです。

つまり、この不注意や油断を無くしていけばこそ、交通事故は未然に防げます。


具体的に不注意や油断とはどのようなものかと言いますと、「歩きスマホで横断歩道を渡る」という不注意、「知っている道だし、ここは人が通らないから大丈夫!」という油断、のことを言います。

不注意や油断を排して、交通事故を未然に防ぎましょう。






2|年間の交通事故件数「2008年~2014年」





国土交通省の統計を見る限り、年々交通事故の件数は右肩下がりで減っては来ているものの、未だ多くの交通事故が発生している現状があり、現実に交通事故の被害者が未だ途絶えない、ということを感じます。


過去2008年~2014年の交通事故件数

  事故件数 死傷者数 死者数
2008年 766,382 950,900 5,197
2009年 737,628 916,183 4,968
2010年 725,903 901,216 4,922
2011年 692,056 859,273 4,663
2012年 665,138 829,807 4,411
2013年 629,021 785,867 4,373
2014年 573,842 715,487 4,113



このように事故の件数は減ってきており、それに伴い死傷者数も減少しています。
但し、この結果には少子高齢化の影響に加えて、若年層の収入が少ない傾向にあることから、車を購入・運転する余裕がないなどの側面もあると思います。


また、昨今では高齢者の方の交通事故が増えているようです。
高齢者の方は注意力や身体能力の低下が伴いますので、ご家族など、周りの方が注意を払っていくことも大事です。







3|交通事故防止5つのマニュアル



年々減少傾向にある交通事故ですが、これにはある程度パターン化されたものがいくつか存在します。
ここでは、そのパターンの中から5つを紹介していきます。



3-1 信号待ち(歩きスマホ)


信号待ちをしている中でよく見かける光景が、歩きスマホです。
この状態で信号が青に変わっていればまだしも、万が一これが赤信号であった場合は、視線がスマホに集中しているため、車の接近に気が付かないことがあります。

これは非常に危険で、事故の程度によっては、取り返しのつかないことになります。


3-2 横断歩道


横断歩道を渡る時はみぎひだり見て手を挙げて渡りましょう。
これは小学校の時に教えてもらうことですが、まさにこれが交通事故防止の一歩と言えます。

運転する側にとっては横断歩道が先にあることが分かると注意をして運転をしますが、周りを見ずに走って渡る歩行者などに対して、急には対応できない場合があります。
このような理由から、横断歩道を渡る時にはしっかりと周囲を確認してから渡りましょう。



3-3 自転車


自転車に乗っている時に交通事故に遭った時、転倒し打ちどころが悪ければ、脳に障害が残る場合や、手足の麻痺が残る重篤な事故になる恐れがあります。
自転車は車と歩行者の間に当たり、人通りや車通りの多い場所では、最大の注意が必要になる場合があります。

また、自転車のチェーンの老朽化によるチェーン外れなどにも注意しなければなりません。
日頃の整備も車と同様、交通事故防止に繋げるためにも大事なことです。



3-4 駐車場

駐車場でよくある事故は、入出庫時の内輪差、外輪差による他車への接触です。
これは不注意が原因となりますので、入出庫時にはよく周りを確認の上、注意を払って行いましょう。

また、大型のショッピングモールなどの駐車場では、場内の歩行者にも注意しなければなりません。
基本的に店舗駐車場内での事故は、特別の事情がない限り、店舗側が責任を取ることが出来ませんので、一般道同様に注意が必要です。



3-5 車の運転中

一番注意を払わなければならないのは、やはり運転中です。
車の運転中のよそ見が代表的な交通事故の原因だと思われますが、対向車との接触や、飛び出してきた自転車、歩行者との接触など、いくつか紹介してきた中でも、もっとも多くの注意点があります。

車の運転中に起こしてしまった事故の過失は非常に大きく、事故の内容によっては、今後の人生を狂わせてしまう可能性もありますので、十二分に注意を払って運転しましょう。
 


 

4|交通事故は防止できる!



これまでに紹介してきた中で共通して思う事は、「不注意や油断をしなければ交通事故を未然に防ぐことが出来る!」ということです。
交通事故を防止するために一番考えなくてはならない事は、個人個人の事故に対する意識です。
「自分は大丈夫だろう」などと決めつけず、日頃から交通事故を警戒する意識で過ごしていただきたいと思います。

交通事故は自分が思ってもみない、突然で不意に襲ってくるものです。





最後になりますが、ここまでお読みくださりありがとうございます。

ご自身のお体や今後の生活を守る為にも、この記事を参考に、交通事故防止を意識していただければ幸いです。


交通事故のない社会を。

事故相談コムちゃん 掲載日:2016/6/24
事故相談コムちゃん

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