登下校に注意!子どもの交通事故
小さい子どもを持つ親にとっては、登下校中の交通事故など心配が絶えません。
特に、今年小学校に入学したお子さんを持つご両親は特に心配をしているのではないでしょうか。
ドライバーにとっても、この時期は子どもの飛び出しには改めて気を引き締めていきましょう。
小さい子どもほど飛び出しによる事故の割合が高い
街を歩いていると、とにかく走りまくる子どもってよく見かけますよね。
交通事故被害者の違反行為をまとめたデータでは、
12歳以下の子どもの違反行為として飛び出しの割合が最も高い
というデータも出ています。(茨城県・財団法人交通事故総合分析センター調べ)
興奮して意味もなく走る、転がっていったボールなど目的のものに気を取られて走って行ってしまう、または危険を感じた時も無意識に走ってしまうようです。
こうやって夢中で走っていたら道路に飛び出してしまったという話もよく耳にします。
子どもの飛び出しによる事故を防ぐためには、やはりご両親や周りの大人が”道路では止まる・車が来ないか確認する”等のクセを根気よく覚えさせなければなりません。
普段よく歩く道や登下校する道を一緒に散歩をして、交通ルールを教えるのもよいでしょう。
登下校中の事故の割合が高い!
小学生・中学生は登下校中の事故率が圧倒的に高く、事故に遭う場所としても自宅から500m以内が最も多いというデータも出ています(神奈川県警の調査)
道を歩くのが登下校くらいという点では当たり前のようにも感じますが、毎日通る道だからこそ気を付けなければならなりませんよね。
交通ルールも子どもが納得する事が実行の鍵
私が小学生の時に交通安全に対して強く意識するようになった出来事があります。
それは、小学校低学年の時に受けた警察による交通安全指導でした。
学年全員がサーキットのようなところに連れてこられ、
自分たちと同じくらいの身長・体重をした小学生の人形が、目の前で車に轢かれる様を見せつけられるのです。
ランドセルを背負わされた女の子の人形が道路の真ん中に立たされ、30mほど離れたところから車が猛スピードで迫ります。
あっという間に車は女の子(人形)に衝突するのですが、「ドンッ!!」と、想像していたよりもすごく大きな音がしたのと同時に、
女の子は弧を描いて何十メートルも飛ばされ、無残な姿で地面に横たわりました。
「…」
その場は騒然です。車に轢かれてここまで子供が飛ばされるとはきっと誰しもが想像していませんでした。
その後も、子どもが飛び出した時に車に衝突した場合など、何度かそのデモンストレーションは繰り返されました。
次第に泣き出す子もいたり、中には面白がる男子もいましたが、次の日からの下校時には友達同士で声を掛け合うなど、自発的に車に気を付ける習慣が生まれたように感じました。
大人が一方的に口うるさく注意をする事も必要ですが、「車に轢かれるとあの人形のようになる」、「車が走っているところは確認をしないといけない」など、子ども自身がちゃんとルールの意味を納得することがとても大事なのかなと思います。
親子で参加できる交通安全のイベント
日本自動車会議所が主催する交通安全啓発イベント「交通安全。アクション2016」
今年はもう終わってしまいましたが、日本自動車会議所による交通事故安全啓発イベントが、東京臨海副都心「パレットタウン」のメガウェブにて毎年開催されています。
今年は4月9日(土)、10日(日)に開催され、約5,700人来場がありました。
交通安全の大切さやルールを楽しく学ぶことが出来る体験型ブースの設置や、通安全ビンゴ大会などのステージプログラムがあり盛りだくさんの内容となっています。
子供向けのプログラムがたくさんあり、親子で楽しく交通安全について見直すきっかけとなるイベントだと思います。
来年も開催されることと思いますので、興味のある方はぜひチェックしておくといいでしょう。
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