野生動物と遭遇して交通事故を起こしてしまったら!
野生動物と愛車が接触してしまったらどうする!?
車を運転していると、猫や犬が飛び出して来たリ、ひやっとする危険な場面もあります。さて、猫や犬のほかに、シカやイノシシなどの野生動物と車が接触して、事故を起こしてしまった場合に、どのように対処すればいいのでしょうか。見ていきたいと思います。
野生動物は、交通事故に遭う危険性がある
都心などの道路に比べて、山奥の道路や高速道路では、野生動物が交通事故に遭う危険性があります。実際に、山奥の道路を走っていると、警戒標識を見ることが多々あります。シカやタヌキやキツネやクマなど、様々な野生動物が道端を突然横切ることがあるのです。動物たちも、まさか車が近づいているとは思わないかもしれませんが、道路には、様々な危険性があります。
もし、野生動物と交通事故を起こしてしまったら
もし、自分の車が野生動物と接触して交通事故を起こしてしまったら、すぐさま適切な対応をする必要があります。事故を発生させてしまったら、まず警察に連絡してください。そして、警察の指示に従って、行動しましょう。事故を起こした場合は、そのまま動物を放っておくことなく、警察に電話を入れることが大切です。また、事故に遭った動物は、現場の警察官の連絡によって、自治体や道路管理者が、動物保護や道路の危険防止措置の観点から迅速に処置されます。
また、事故に遭った野生動物を道路の道端で見かけた場合は、速やかに保健所や道路管理者などの関係機関へ連絡を入れて下さい。連作先は、道路標識などにも表示されています。もし、連絡先が分からない場合は、警察や自治体へ連絡を入れましょう。
野生動物を轢いて死なせてしまった場合の罪(ロードキル)
仮に野生動物を轢いて殺してしまった(ロードキル)場合に、その事故が罪になるのかということですが、結論から言うと、道路交通法に動物を対象とした規定がありませんので、罪にはなりません。
ただ、ペットや家畜などの、飼い主がいる場合の事故は、器物破損の罪に問われる可能性があります。ドライバーは、それなりの賠償請求をされることもありますし、もし当て逃げした場合は、さらに罪を重ねることになります。ただし、飼い主の方にも、管理者責任が問われる可能性があります。その場合は、賠償額が減額できる可能性もあります。
野生動物との交通事故を避ける方法
野生動物との接触を避けるためには、やはり安全運転を心がけるのがベストです。車の通りが少ない道路でも、過度にスピードを出すのではなく、動物が飛び出してくる可能性がある道路標識を見かけた場合は、野生動物が飛び出してくるかもしれないと予測しながら、心の余裕を持ち、運転するようにしましょう。動物との接触事故を避けるための一番良い方法は、危険なスピード運転をせずに、安全運転を心がけることです。
野生動物との交通事故は、自動車保険が適用するのか
野生動物と接触事故を起こして、自分の車が損傷した場合は、野生動物との衝突事故は単独事故として扱われるので、自賠責保険では対象外となります。なので、物損事故の車両修理は、任意保険の車両保険で補うことになります。車両保険に入っていない場合は、任意保険で修理を行うことができません。
また、運転手(ドライバー)や同乗者が、野生動物との接触事故で負傷した場合は、任意保険の対物賠償責任保険や対人賠償責任保険などで補償されますが、契約内容によっては補償されないケースもありますので、任意保険会社とよく確認しましょう。
野生動物との交通事故!まとめ
以上、野生動物との交通事故を起こした場合をお伝えしました。もし、動物との接触事故を起こした場合は、速やかに警察などへ連絡を入れましょう。また、車が損傷した場合でも、保険の対象外となることが考えられますので、保険会社とよく確認しておきましょう。なによりも、事故を起こさないように、安全運転することが大切です。無理な危険運転をすることがないように、余裕を持ってドライブを楽しみましょう。
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