自動車はタイヤがパンクしても、走行は意外と可能だった!|交通事故弁護士相談ドットコム

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2015年9月17日

自動車はタイヤがパンクしても、走行は意外と可能だった!

車のタイヤがパンクしても走ったドライバーは意外といた!

自転車のタイヤパンク走行は難しい!

自転車のパンクを経験しているひとは結構多いのではないでしょうか。自転車のタイヤがパンクした場合は、急に自転車がゴロゴロガラゴロとガタツクため異変にすぐ気づきます。また、パンクした自転車でペダルを漕ごうとしても、空気の入っていないタイヤを転がすと、思いのほか地面からの振動が体に響き、タイヤがパンクした自転車で走行することは不可能に近いものがあります。

では、同じようにタイヤがバースト(パンク)した自動車は運転することが不可能なのでしょうか。実は調べてみると、意外と自動車のタイヤがパンクしても走行したドライバーがいることがわかりました。ではなぜ、タイヤがパンクしているのに車をそのまま走行したのかというと、過去の例からみると、いくつかの理由があげられます。

車のタイヤがパンクしていることに気づかず走行してしまつた!

自動車のタイヤパンク走行は可能だった!

自動車のタイヤがバースト(パンク)しても走行してしまう理由の一つに、そもそもタイヤがパンクしていることに気づかずに運転していることが挙げられます。自転車に比べて、車の場合は運転者がタイヤのパンクを経験する機会が少ない傾向にあります。

また、自転車のタイヤがパンクすると、地面から自身の身体への衝撃が強く伝わりますが、車の場合はタイヤのほかにスプリング(サスペンション)などの衝撃を吸収する様々な部品が備わっているので、自動車のタイヤがパンクしたまま走行すると多少の地面からの衝撃がありますが、自転車の衝撃よりも弱く、気づきにくいのです。また、車を運転中にパンクによる振動があったとしても、荒れた道路による振動と間違えやすく、タイヤのパンク走行による振動だとは気づきにくいこともあります。

他には、前輪か後輪かのパンクでも違ってきます。前輪のパンクであれば、運転席にも近いのでゴリゴリやガリガリした振動で気づく場合もありますが、後輪のパンクは運転席まで距離があり、前輪のパンクに比べて違和感を抱きにくいため、気づくのが遅れることも考えられます。

目的地までわずかな距離なら車のタイヤがパンクしても走行する

自動車のタイヤがパンクしても走行する他の理由に、目的地までの距離が関係しています。たとえば、家に帰る道中で愛車がパンクしたときに、自宅までの帰路が残りわずかであるなら、タイヤの交換がめんどくさく感じて、そのまま走行して帰ってしまうドライバーもいるのです。

自動車のパンク走行はどのくらい走れるの?

自動車のパンク走行はどのくらい走れるのか!

これまでは、自動車のタイヤがバースト(パンク)しても走行する理由を挙げさせていただきましたが、それではタイヤがパンクした場合にどのくらいの距離を走れるのでしょうか。

自身の予想では、せいぜい数百メートルくらいかと思っていたのですが、なんとタイヤがパンクしていながら5km走った例もあります。さらにはパンクに気づかず運転していたひとで10km以上走行したひとや何時間も運転していたドライバーもいます。

自転車のタイヤがパンクした場合は10mすら走るのが困難ですが、自動車の場合はkm(キロメートル)単位で走行できてしまうのです。それは、自動車が四輪で走ることにも関係しています。自転車は大抵二輪なので一つのタイヤにかかる負荷は大きいですが、自動車は大体が四輪以上なので一つのタイヤにかかる負荷が自転車と比べて少ない分、タイヤがパンクしても走行しやすいことが考えられます。

タイヤがパンクしたまま走ることによる車への影響

タイヤがパンクしたまま走行した人は意外と少なくないわけですが、ではタイヤがパンクしたまま走ることによる車への影響はどの程度あるのでしょうか。

タイヤがパンクしたまま走行すると、やはり自動車が壊れる可能性があります。また、路面状態と速度状況により自動車への影響は違ってきます。路面が荒れていれば車へのダメージは大きく、また速度も速ければ車へのダメージは大きくなります。

ほかにも、タイヤがパンクすると車体がその分低くなるため、車体の床下にものをぶつけやすくなります。普段であればぶつからないものが、タイヤがパンクすることで車の床面にものをぶつけやすくなり自動車故障の原因になります。

また、パンクしたタイヤは当然交換しなくてはいけません。パンクしたタイヤで走行した場合は、ホイールも交換する必要性が十分考えられます。タイヤの空気が無くなったことにより、ホイールへの負荷が過度にかかり、ホイールを傷つけてしまい交換が必要となることもあるのです。ただ、もし後輪(リアタイヤ)のパンクの場合、車体のフロント(前方)部分に比べてリア(後方)部分は軽い傾向にあるので、たとえパンク走行したとしてもホイールが無傷であることも考えられます。

サスペンションはタイヤがパンクして走行したとしても案外頑丈で壊れていないこともあります。ただし、パンク状態でスピードを出して段差を超えたり、道路の穴に落ちたりなどの衝撃を与えると、さすがにサスペンションの状態も万全とは言えないこともあります。

スペアタイヤの使用には注意が必要!

スペアタイヤを使用する場合の注意!
引用 : http://hatoloblog.blog54.fc2.com/blog-entry-230.html

タイヤがパンクすると使用する機会が出てくるスペアタイヤですが、スペアタイヤを使用するときにも注意が必要です。慣れていないひとのなかには、スペアタイヤを正確に装着する方法がわからないひともいると思います。なので、万が一のときのためにも、正しいスペアタイヤの装着方法を覚えておきましょう。

また、スペアタイヤの空気圧を必ず運転前にチェックしてください。スペアタイヤの空気圧は、意外に使いたいときに空気が抜けていることがあります。普段は使わずに車の中で眠っているために、空気が抜けても気づきにくいのです。空気が抜けている場合はすぐに最寄りガソリンスタンドなどで空気を入れて対処しましょう。また、定期的にスペアタイヤの空気圧をチェックしておくことも大切です。

なお、スペアタイヤは制限速度が80km程度なので、高速道路での走行には向きません。スペアタイヤの耐久性度は、通常のタイヤよりも低いので、スペアタイアを使用する際は早急に一般タイヤとの交換が必要です。

そもそも自動車のタイヤパンク走行はしてはいけない

これまで、自動車のタイヤパンク走行について散々話してきましたが、そもそも自動車のタイヤパンク走行は大きな交通事故につながりかねない非常に危険な運転行為となりますので、パンク走行は絶対にしてはいけません。なお、パンクしながら車を運転することは、ドライバーの整備不良として違反行為にもなるので、運転する車のタイヤパンクが発生した場合は、速やかにスペアタイヤに変えるなどの対応を行いましょう。

タイヤそれともタイア?

タイヤの話しをしていて、個人的に気になったのが、「タイヤなのかそれともタイアか」という点です。調べてみると日本語表記の場合は、「タイヤ」が一般的なようで、この記事もタイヤに合わせています。

ただ、英語だと「Tire」なので、タイヤかタイアかどちらを表現するのか判断が難しいところです。ちなみに、インターネットでタイアと検索しても、ちゃんとタイヤの情報が出てきますので、ご安心ください!

事故を起こさないように注意する!

今回はタイヤのパンク走行について話してきましたが、車のタイヤがパンクした場合は運転を一度やめて、素早く新たなタイヤに効果しましょう。タイヤがパンクしたまま運転することは、大きな事故につながりかねません。タイヤがパンクしたときのために、事前に対処方法を学んでおくことも必要でしょう。アクシデントは突然やってくるものなので、いつ来てもいいように万全の準備をしておきましょう!

事故相談コムちゃん 掲載日:2015/9/17
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