雨の日は車が便利♪けど、意外な落とし穴!雨の日の事故発生率
こんにちは。
夏の暑さも落ち着いてきましたね。
これからの時期一番気を付けたいのが台風になります。
気象庁のデータ(過去30年)によりますと、
8月の平均発生率は5.9回
9月の平均発生率は4.8回
10月の平均発生率は3.6回
と、これからの時期最も気を付けたいことは台風だとわかります。
雨の日の事故発生率は?
さて、雨の日の事故発生率って皆さんご存知ですか?
首都高速道路株式会社の調査によりますと晴天の日に比べて約5倍の発生率があります。
晴天時は「追突事故」が大きな割合を占めるのに対して、雨天時は「施設接触事故」の割合が増加しています。晴天時に比べ、雨天時の1時間あたりの施設接触事故発生件数は約10倍となるそうです。
どんな原因で事故が多いの?
1.視界が悪くなる
雨の日の運転は、視界が悪いだけではなく、路面が滑りやすくなっているため、晴天時よりも慎重に運転する必要があります。
さらに、雨天時の夜間は視界がますます悪くなるため、深夜になると晴天時の約7倍も事故が発生してしまうのです。
2.スリップ
雨の中でもっとも多いのは、スリップによる事故です。速度が高いまま、カーブに進入し、その結果として生じるスリップのほか、追い越し時の急加速による直線でのスリップ、ほかにも轍の水たまりに進入した際にスリップするなど、さまざまなシチュエーションで起きています。
濡れたマンホールの蓋を気にせず越えようとしたら、滑ってヒヤッとした、という人も少なからずいるはずです。
3.歩行者の見落とし
さらに、雨天時の特徴として、歩行者を見落としたことに起因する事故も発生しがちです。雨の日の夜間は、視界が悪いため、歩行者や自転車などの認識が遅れる傾向にあります。
衝突するまで気付かなかったというケースも多いといわれています。
雨天時の運転は、どれだけ注意しても、それが過ぎるということはないといえます。
雨の日対策はどうすればいいの?
1.ワイパーのゴムは定期的に取り替える
撥水加工をすると、雨天走行時に水滴を細かいダマとして弾いてくれます。
その結果、ウインドウに水が幕としてつきにくくなり、雨天時の視界が確保しやすくなるそうです。
速度が出ていると、水滴は風で飛ばされやすくなり、高速走行の際は余計な緊張をしなくてすみます。
2.ウインドウの曇りは夏でなくともエアコンを使う
冬季や梅雨の時期は車室内の湿気によってウインドウが曇ることがあります。
助手席、リアウインドウも曇ることがあります。リアウインドウならデフォッガー(熱線)を使うこともひとつの手ですが、手っ取り早いのがエアコン。
車内の湿気を一気にとばしてしまうことでウインドウの曇りを取ることができます。エアコンは夏しか使わない、というのはクーラーと間違えた使い方です。
3.急操作は厳禁
車に乗っていると雨に濡れない快適さが高じるのか、平気で水たまりに突っ込んで走るドライバーさんもいるようですが、水たまりに入った状態で急な操作をするとハンドルをとられることは必至です。
また、水たまりの深さも知らずに突っ込んでいくのは命知らずです。
水たまりと思っていたのが、アスファルトの陥没だったなんて笑えないことも。
特に雨が続くと、アスファルトの下の土や砂が流されて空洞になり陥没する道路もあるので、水たまりは避けて走るのが無難です。
4.雨の日のブレーキングは早めに
雨の降り始めは路面のほこりが浮いて路面から離れるためにスリップの原因になりやすくなります。
水がたまっている路面を高速走行するとハンドルが効かなくなるハイドロプレーニング現象が起こりやすい、など雨によって普段の道路も表情が一変します。
普段は車や歩行者の安全を守っているセンターラインや横断歩道の印(ペイント)もそのひとつです。
路面に書かれているセンターラインや横断歩道のラインのペイントは水に濡れるとツルツルした表面になってしまいます。
ツルツルはペイントの性質によるものですが、この表面にタイヤが載ると非常に滑りやすくなります。
クルマの片輪が載るだけで左右のバランスが崩れスピンしてしまうこともあります。急ブレーキをこのペイントの上でかけても制動はしにくくなります。
横断歩道に入ってから急ブレーキを踏むことのないように、早めのブレーキングを心がけたいものです。
まとめ
雨の日は車で移動は便利ですが、晴天の日に比べ事故を起こしやすくなります。
普段の運転よりも安全運転を心がけてましょう。
この時期から撥水加工をしたり、ワイパーを交換したりして急な雨対策を心がけましょう。
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