帰省時の渋滞にご用心。~お盆休みの交通事故渋滞には危険が潜む~
夏も終盤に差し掛かりました。
来週はお盆休みの方も多いのではないでしょうか?
今回は、「交通事故発生直後の対応」後編をお届けする予定でしたが、急遽予定を変更して、来週に控えました帰省時の渋滞について少しお話できればと思います。
(楽しみにしていた方…スミマセン ←いないか)
1|帰省時になぜ渋滞をするのか
そもそも、なぜ帰省ラッシュという言葉がでてきたのでしょうか?
これは、明治時代からの伝統とも言われ、遡りますと、江戸時代に至ります。
江戸時代では、奉公という制度があります(でっち奉公などとも言われますが)。
奉公とは、今で言えば「住み込みのアルバイト」のようなものです。
一年通して奉公するので、里帰りなどするヒマがありません。
そこで、まとまった休みをもらい、生まれ故郷へと帰省する。
そのような流れが現在まで続いているのです。
現在、お盆といわれると、8月の中旬を思い浮かべますが、
明治時代以前では、お盆は7月の中旬とされています。(地域によって時期は変わります。)
明治時代に入り、旧暦から新暦になった時に、7月の盆時期がちょうど農作業の繁忙期と重なってしまうため、一月遅れの8月中旬に行う 地域が増えました。
…とまあこれ以上説明をしますとお盆の歴史になってしまいますので、この辺で割愛します…m(_ _)m
上記のような理由で8月の中旬に帰省するという風習が強まり、現在に至っており、大都市から帰省する人が多いのですね。
人が増えれば事故も少なからず増えるものです。
たいていの人が体験をしている、渋滞の主な原因は「上り坂及びサグ部 【交通集中渋滞の約58%】」(リンク先参照)というデータが出ていますが、事故で一斜線が塞がれるとさらなる渋滞を引き起こします。
2|渋滞時の危険性
これはお盆に限ったことではありませんが、帰省ラッシュという言葉のもと、お話したいと思います。
帰省ラッシュは毎年、必ずといっていい程に渋滞をします。
(この先50キロ渋滞とか言われると完全に萎えます。)
ではこの渋滞の中での危険性とは何か?
交通事故です。
警視庁交通局のデータによりますと、お盆時期10日間の事故率は年々減少しています。
ここで気になるのは、事故が発生するタイミングです。
お盆開始、いわゆる下りに関しては事故の件数は多くありません。
しかしお盆終了、いわゆる上りに関しては事故の件数が約3倍に上がります!
それはなぜなのか?
あくまでも推測ですが、これは肉体的精神的な疲れによるものではないのでしょうか?
「自分の生まれ故郷に帰る。」「明日からまた会社に行かなくてはならない。」どちらが気持ち的に余裕があるでしょうか?
前者はポジティブ、後者がネガティブと考えますと、精神的余裕は明らかに後者の方が劣ります。
そのようなネガティブ思考の人が運転をすると、注意力が散漫になり、事故を引き起こしやすくなる。
そして渋滞はさらに悪化する。
イライラは頂点に。
子供も泣く。
夫婦喧嘩が始まる。
なんとかして。
となってしまいます。
3|危険性に巻き込まれない
このように危険性が多い、帰省ラッシュ時の渋滞ですが、この負の危険性に巻き込まれますと、いいことは何もありません。
たとえ周りが事故を起こしても、俺は(私は)事故は起こさない!!
と決めて、運転には十分注意してください。
安全運転を徹底すれば、家族も守られ、大切な車を失うこともなく、会社にいけなくなることもありません。
まとめ
取り留めのない話ではありましたが、お伝えいたいことは唯一つ。
「事故を起こしていいことはない!」ということです。
教習所で教わった、安全運転をもう一度見直すとともに、十分注意をして運転を心がけましょう。
次回はちゃんと「交通事故発生直後の対応」後編をお届けします。
(楽しみにしていた方…スミマセン ←やっぱりいないか)
今日も安全運転で!
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